fc2ブログ

だらだらさんぽ

写真とか、ゲームが好きです。とても好きです。面倒なことは、極端に嫌いです。

ジャム 

2011/05/22
Sun. 06:14

 一人暮らしをするに当たって、少々頭を悩ませる物が有ります。それが、頂き物の食材です。非常に贅沢な悩みではあるんですが、一人暮らしにとって、これはなかなか重要な問題です。実家に住んでいるのであれば、畳の上でゴロンと寝転がり、ポテチをボリボリ食べている間にいつの間にかまな板の上に並んでいた野菜が、美味しい料理に変身しており、それが振る舞われます。時には、祖母の良く解らない裁量によって、茹でて潰したジャガイモの中にレーズンとキャベツをブチ込んだ良く解らない料理が振る舞われてしまうこともあるのですが、それはさておき、非常に有り難いことですし、頭を悩ませる必要なんてありません。

 ですが、大学生の一人暮らしともなると、そうは行きません。その上、食べ盛りの人はまだそうなんでしょうが、私の場合は中学・高校の時よりも明らかに食欲が減退していて、食べる量も然程多く有りません。そうなると、実家から送られて来る、大量の(3本とかの)ダイコンを痛まぬうち消費してしまうのはなかなか至難の業と言えるのです。だからと言って、最近の冷蔵庫の性能を過信し、大量の野菜を冷蔵庫の中に突っ込んでおくと、いつの間にか野菜室の中にちょっとした小宇宙が誕生してしまったりして、より一層大変な事になってしまいます。個人的には、もう冷蔵庫の中で人参の花を咲かせるのはもう避けたい所です。

 そして、実は野菜以上に私が頭を悩ませる食材がありまして、それが、果物です。私の実家では、毎年のように何処からともなく段ボールでみかん、りんご等の多種多様な果物が搬送されて来るのですが、そういった時期になるとそのフルーツ共の一部が私の住居にも参上、今か今かとかじりつかれるのを待っているのです。こういった果物なんかは生で食べる事が多いので、野菜以上に早く口に運ばなくてはならないので困ったものなんですが、その中でも特に困るのが苺。実は下宿先の近くに農業を営む親戚がいるので、毎年春になると苺を頂きます。下宿を初めて早4年、今年も1パック頂きました。とれたてで瑞々しく、凄く美味しいいんですが、僕は生の苺をあまり沢山頂けません。すぐお腹もいっぱいになりますし。

 ところが、だからといって苺からちょっと目を離したりすると、想像を絶するスピードで真っ赤だった果実が心無しかピンク色になったかなというような状態になり、触ってみると少々柔らかい、かなりギリギリの状態へと変貌を遂げてしまいます。九州新幹線が何だと言うような、途方も無いスピードです。その間にもう一度苺をモリモリと食べれるまでにお腹を減らすのは至難の業。だからといって更にチンタラしていると、ピンクの部分が緑色へと変化します。これは別に熟す前の状態へ退化したとかそういうのでは何でも無く、単純にカビているのです。経験が有る方には首の骨が折れるぐあいに頷いて頂けると思うのですが、痛んで柔らかくなった苺は絶望的なまでにカビやすいです。ピンクが緑、または黒く見えたらそれはもう、ストロベリーシグナル、危険な信号です。

 そういうわけで、どうしようかなぁと毎年悩んでいるのですが、悩んでいる猶予もあまり無いので、結局毎年ジャムにしてしまいます。今年は食べるのを少し手伝って貰いましたので、半パックぐらいの少ない量でジャムを作りました。ジャムという食べ物を作るのは非常に簡単で、砂糖を多めにまぶして煮ると、後はペクチンとかいう働き者のおかげでみるみるうちにジャムが出来上がるのですが、今回、待ち時間にアイシールド21を読み直したら死ぬ程面白かったという現象が発生してしまったため、残念ながら少し香ばしい香りが漂ってしました。お祭りの屋台の、いちご飴とか、りんご飴の感じです。

 ですが、元の苺が良かったということで、今年も甘くて美味しいジャムを頂けました。感謝。



 毎年イチゴは小さめに切って、出来るだけ元の形が残らないようにしているんですが、今年は大きめに切って、苺の形、食感を残してみる事にしました。


ガチャピン「苺はんの形が残っとるの見えるやろか」



ヨーグルトに混ぜて頂きました。でも食べて気付いたんですが、粒が大きいと美味しいですが、混ぜるのには適していません。なんてこった。
スポンサーサイト



[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2011-05